消化器外科では食道、胃、腸、肝、胆、膵などの消化器疾患、乳腺疾患、末梢血管疾患に対する外科治療を中心に行います。
当診療科の対象疾患は次のようになっております
1.食道疾患
食道癌、逆流性食道炎、食道アカラシア、食道粘膜下腫瘍、食道憩室症、食道気管支瘻、食道・胃静脈瘤、など
2.胃疾患
胃癌、胃悪性リンパ腫、胃GIST、その他の胃粘膜下腫瘍、難治性の胃・十二指腸潰瘍、など
3.腸疾患
大腸癌(結腸、直腸、肛門の癌)、大腸ポリープ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)、肛門疾患(痔核、痔瘻、裂肛)、肛門機能不全(便失禁)、直腸脱、など
4.肝疾患
慢性肝炎、肝硬変、肝内結石症、肝臓癌、胆管細胞癌、転移性肝癌、など
5.胆嚢・胆管・十二指腸乳頭疾患
胆石症、胆嚢炎、胆管炎、胆管拡張症(胆管嚢腫)、原発性硬化性胆管炎、膵胆管合流異常症、胆管癌、胆嚢癌、など
6.膵疾患
急性膵炎、慢性膵炎、膵石症、膵嚢胞症、輪状膵、膵癌、膵内分泌腫瘍、など
7.乳線疾患
乳癌、乳腺症(嚢胞症を含む)、繊維腺腫、乳管内乳頭腫、男子乳癌、女性乳房症、など
8.末梢血管疾患
腹部大動脈瘤、頸動脈狭窄症、下肢閉塞性動脈硬化症、上肢閉塞性動脈硬化症、四肢ビュルガー氏病、レイノー病、静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫、など
当診療科では次のような症状を扱っております
1.食道疾患
食物がつかえる。食事をすると胸に違和感がある。胸に痛みがある(胸痛)。胸焼けする。嘔吐しやすい。食事をするとむせる。吐血した。健康診断で食道の精査ないし手術を勧められた。など
2.胃疾患
胃がもたれる。みぞおちが痛い。食事がつかえる。食欲が低下した。吐き気がする。胃が重い。大便の色が黒い。吐血した。体重が減ってきた。売薬を飲んでいても症状が改善しない。健康診断で胃の精査ないし手術を勧められた。など
3.腸疾患
健康診断で便潜血、貧血があると言われた。肛門出血や便のまわりに血がついている。おなかにしこりがある。便秘、下痢または便秘と下痢を繰り返す。便が漏れる。おなかが痛い。など
4.肝・胆・膵疾患
顔色が黄色くなった(黄疸)、腹水、易疲労感などの肝不全症状。右季肋部痛・心窩部痛を繰り返す。脂肪摂取後の腹痛。身体がだるい。最近数カ月で体重が減少している。慢性的に下痢が続く。など
5.乳線疾患
乳腺にしこりを感じる。乳頭から血液あるいは黄色の分泌物に気付く。乳頭の表面がかゆみがあったり、湿疹様のものに気付く。乳頭あるいは皮膚がくぼんだりしている。など
6.末梢血管疾患
意識をふっと失うことがある。頸部に動脈の振れを感ずる。寝ると腹部に拍動するこぶが触れる。足が冷たい。歩くとふくらはぎが痛くなり休む。手がしびれる。右手と左手で血圧に差がある。めまいがする。四肢が痛い。手足が紫色だったり、指に潰瘍がある。冷たい水や風に当たると、指が白くなる。四肢が緊満して腫れている。下肢に蛇行する静脈のこぶがある。四肢が腫れて、押すとへこむ。