アレルギー性鼻炎
水っぽい鼻みずやくしゃみ、鼻づまりを三大症状とする病気です。アレルギー性鼻炎では、まずアレルギーの原因となっている物質(抗原またはアレルゲンと呼びます)を調べることが重要です。季節の花粉やハウスダストなどがアレルゲンの代表ですが、数種のアレルゲンが鼻炎発症の原因となっていることもまれではありません。
アレルギー性鼻炎では、抗アレルギー剤の内服や点鼻薬を使用してつらい症状を抑えます。鼻中隔彎曲症や肥厚性鼻炎などの合併や、高度な鼻づまりや鼻みずがある場合には手術の適応となる場合があります。当院では高度の鼻づまりに対して、アルゴンプラズマ凝固装置(APC)による下鼻甲介粘膜の焼灼術や鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術などを行っています。